こんにちは、店長の佐々木です。
今回のコラムでは、setのプロダクトとしてパジャマを作ろうと思ったきっかけをお話しします。

新型コロナウイルスの影響で、「お家で過ごす時間が圧倒的に増えた」とよくいわれていますが、家の中での用事（＝すること）が大きく変わったわけではありません。
「すること」が変わらないからこそ、「家にいる自分の姿」に少しでも変化があれば、そんな想いからパジャマが作りたいと思うようになりました。

マシュマロのように柔らかいパジャマを着て過ごす時間は、間違いなく自分へのごほうびです。心地よいパジャマに包まれていると、普段張り詰めていた糸がゆっくりと
ほどけてリラックスできる感覚があります。
そして、年齢を重ねるほどに、「肌触りは心地よさに直結している」とつくづく実感するようになりました。

この2年間、在宅ワークが中心になり、暮らしと仕事が同じ空間になった方も多く、ONとOFFの切り替えがうまくできなくなったという声も聞くようになりました。
育児や家事といったONとのんびり過ごすOFFの時間があるのなら、setはOFFの時間に寄り添いたい。
このOFFの時間に上質さや心地よさをプラスして、リラックスの方向へ導くブランドでありたいと私たちは考えています。

たとえば、睡眠時間は1日の中で最もリラックスしている、完全にOFFの時間です。
人生の約1/3時間は睡眠時間といわれていますが、実際に1日８時間も眠れている方はごくわずかなのではないでしょうか。
限られた睡眠時間を質の高い時間にするためにも、寝具やパジャマにこだわることは大切です。

そんなことを言っている私ですが、実は少し前まで、夏はTシャツに短パン、冬はフリースの上下をパジャマとして着て寝ていたのが事実。
眠りの時間をOFFの時間と考えて、大切にできていなかったというのが本音です。

ぐっすり寝て、気持ちよく目覚められた日は、カラダがとても楽で一日中頑張れます。
だからこそ、寝室をリラックスできる空間に整え、パジャマやシーツといった寝具に心を配ることの大切さをお伝えしたいと思っているのです。